2009年8月26日水曜日

チームニッポン特命取材班「「脱・談合知事」田中康夫」

もう一冊、買っていました。出版されたときには立ち読みで済ませたんですが(笑)。

2000年から2006年までの長野県知事在職期間中、さまざまな成果があったことを思い出します。記憶に残りやすいネーミングで、まっとうな政策を打ち出していました。「長野」という特殊な場所から発信される、どこにでも通じる普遍性をもつ言葉だったかと思います。

「コモンズからはじまる信州ルネッサンス」、コモンズハウス(宅幼老所)、脱ダム宣言、信州ブランド、コンシェルジュ、車座集会、「脱・記者クラブ」、ガラス張り知事室、、、

毎週の部長会の会議録。「意思決定過程の透明性を高めるため」、資料とともに公開された議事録は、翌日にはUPされるというスピードで、私も楽しく読ませていただいたものです。

その「公」の「あり方」に刺激を受けると共に、いろんなアイデアをいただけたかと思います。

この本は、その題名が示すように、入札改革で繰り広げられた「談合社会」との闘いについて書かれたものです。とはいうものの、村長、町長、記者、弁護士、職員からみた当時の長野県政、そして田中康夫知事が書かれてあり、「政治家」としての真骨頂を見せてもらえたような気がします。

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