2008年6月30日月曜日

フランソワーズ・サガン「悲しみよ こんにちは」

ここまで来ると何の本だかわかるというもんですが、順次刊行されている、世界文学全集第Ⅰ集の第4巻です。全集をすべて読んでみたい!と思わせるチョイスと、カバーの体裁です。黄緑色一色というところがいいです。ひきつけられます。とりあえずフランス関係を攻めてみたいです。第3巻の「存在の耐えられない軽さ」も、もう一度読んでみたい!本と映画をみたのは何年前かしら~。

サガンのこの本は、これまた50年ほど前のものですが、当時はかなりセンセーショナルだったようですが、いまでもその新鮮さは十分にわかるような気がします。今の10代の子たちがこれを読んでいたら素敵だな~と思ったりしました。

人形劇

コミハを会場に、ひとみ座幼児劇場の人形劇をみました。題目は「太郎のだいこん」「くまくんのさかなつり」です。思ったより多くの子供たちが集まっていました。最近の人形はリアルですね。というか動きがいいです。脚本も子供をあきさせない工夫がいっぱいです。テレビと違い、生の声や動きをみると想像力がかきたてられますね~。レイナちゃんとルイちゃんは一番前に陣取り、最後まで楽しんでいました。雨の中、傘をさして、バスに乗っていく、というのもチョッとした旅行という感じで楽しいですね。単に車がない!だけかもしれませんが。

2008年6月29日日曜日

4歳

ルイちゃん、4歳の誕生日です。

今週は、土日にジージ・バーバの家で、水曜には幼稚園で、お誕生日会が続いていましたが、いよいよ当日を迎えました。朝、パパとママとレイナちゃんでの「ルイちゃん、おはよう、お誕生日おめでとう!」という掛け声で目を覚ましたルイちゃんは、なかなか目が開かなくても、ニコニコ、ニコニコ。今日はパパが幼稚園の送迎をやるということでレイナちゃんもウキウキ。ケーキを食べれるのでパパはご機嫌。少しだけ自分の時間が出来るということでママはやれやれ。という感じです。

朝からケーキがいい!というルイちゃんを説得し、夕ご飯前にハッピーバースデーをやろうということで落ち着きました。

ということで4時ぐらいからケーキを出してろうそくに火を灯しました。「小さな赤ちゃんだ~たのに~、こんなに大きくなりました~。神さま、ほんとにありがとう~、かみさま、ほんとうにありがとう~」幼稚園での定番ソングを歌い、ハッピーバースデートゥーユーのあと、ルイちゃんがろうそくを吹き消しました。なかなか消すことができないので「できるかな~」とからかっていたので、ルイちゃんは懸命です。

4歳、5歳になるとケーキを食べるのもあっという間です。双方のジージ・バーバからのプレゼントを渡したあと、パパ・ママからは小さな、だけどリアルなキッチンセットです。レイナとルイは夜遅く、寝る間際までママゴトを楽しんでいました。

2008年6月27日金曜日

マルグリット・デュラス「ラマン」

続けて、「ラマン」です。映画を見たのは何年前のことかな~。原作は全く違いますね。時間と空間を自由に行き来し、感性をあらわした言葉がほとばしっているよう感じがします。これをフランス語で読めるようになったらいいな~。こちらの方は著者が70歳になってからの小説だからでしょうか、落ち着いています。「太平洋の・・」が持っているギラギラとした生命感の方がどちらかといったら好きですね。

2008年6月25日水曜日

マルグリット・デュラス「太平洋の防波堤」

1950年の作品ですが、舞台は1930年代のプノンペン近郊の町。植民地独特の階級社会のどこに属するかでその土地での人生が決まってしまう時代です。数々の失敗に翻弄され打ちのめされた母親と二人の子供ジョゼフとシュザンヌの物語というんでしょうか。狩り、車、バンガロー、熱帯林、港、アルコール、ダイヤモンド、セックス、死、etc、生きている実感を追い求めていくジョゼフとシュザンヌが大変魅力的です。

2008年6月24日火曜日

準2級

検定試験を受けてきました。が、、、

散々な点数です。恐らく50点ぐらいかな~という感じです。予想していたとはいえ、試験となるとうまくでてこないもんですね。今週はちょっと一休みして、来週からは次回の試験に向けて地道にいこうかと思います。

2008年6月19日木曜日

死刑制度

ベルトコンベアが流れています。「先進国」で数少ない死刑制度がある国です。司法が判決を言い渡し、行政が恣意的に執行しています。殺人犯にも死刑を求めないのか、という議論はすりかえのような気がします。刑罰は、報復ではなく、次の犯罪防止のためにあると思います。大臣が「正義」をふりかざし、絞首刑を執行する社会、これが民主主義国家でしょうか。どっかの独裁制国家と全く同じで、政府の横暴かと思います。

ブランクのわけ

ここ3週間ほど、空白となったわけを少し。

・引越しすることにしました。賃貸生活から、中古物件でのローン返済生活へ。ただし、よりいい環境になるのかなと思っています。住宅問題は人権問題であること、この国の住宅政策、住まいの間取りが生活や家族の人間関係に影響を与えること、これからの子育て、地域でのコミュニティ、景観や自然環境、自動車問題、耐震、住宅ローン、不動産売買契約、、、いろいろと考えることが堂々めぐりしてしまいます。最近、ようやく次の家での生活のことを考えられるようになってきました。引越し先は同じ団地なんですけどね。

・フランス語検定試験が次の日曜日です。年2回の試験があり、一昨年の秋に4・5級に合格、昨年の春はあと1点で3級不合格、秋に3級クリアー、そして今度が準2級です。NHKの語学番組をMP3にして、ipodに入れて、朝の通勤時に聞くことと、いくつかの語学の本を読むこと、chansonを楽しむことぐらいが今の勉強方法です。そろそろ限界かな~と感じています。新しい展開が必要ですね。

2008年6月18日水曜日

牧陽子「産める国フランスの子育て事情」

これまでフランスの子育て事情についてはいくつかの本を読んできましたけど、やっぱり行き着くところは日本での子育て環境、労働問題です。両性の平等を「意識して」目指すこと、流れに巻き込まれつつ、それでも出来る範囲で巻き返していくことが人生の生きがいかと感じるところがあります。周りを見回しても、男性の企業中心社会、長時間労働、家事・子育てへの不参加、休暇さえ取れない環境、いずれも耐え難いものです。私なりの生活を築いていきましょう!^^)