2008年4月22日火曜日

大岡昇平「証言その時々」

著者が1937年から1986年までの約50年間で発表してきた、その時代時代に対する評論を集めたものです。著者は1909年生まれですから、20代後半から70代後半まで、実に半世紀にわたるものですが、その一貫性、よって立つところの確かさには驚かされます。2008年の現在、さらに20年が経過しました。私自身、10年前とどうか、これからどのように変わっていくのか、試されているような感じになります。

2008年4月21日月曜日

あそび

昨日来の強風もやみ、曇りがちで少し寒いかなとおもう日ですが、ママより一足先に三人で外にでました。「走るとあったかくなるよね~。」ということで、三人で走ります。途中、ルイちゃんが「足が痛くなってきた。」と言うのでよく見ると左右逆に靴を履いています。最近、ルイちゃんは、幼稚園でも左右逆に靴を下駄箱に入れているみたいです。履きなおすと、また、元気よく走り始めます。でもさすがにレイナちゃん見たいには長い距離を走れません。「パパ、抱っこ!」ということで抱っこしたんですが、少し逸れたいつも歩いている道の所にくると、「パパ、下ろして~」といって一人で走り始めます。気分でころころ変わるんですね。こちらもそれを利用することが多々ありますが。すると今度はレイナちゃんが「抱っこ~」。休日になると、パパと遊びたくなるレイナちゃんです。

外食後、少し電車に乗り、買い物です。ルイちゃんは抱っこで、寝てしまいました。ママとレイナちゃんは二人で雑貨屋さんです。最近、ママとレイナちゃんは楽しくお買い物ができるようになってきました。これからはパパは要らないのかな~?

帰り道、ママは買い物に行くということで、また、3人で歩きます。ママが小さな花瓶を買ってくれたので、花を摘みに、「裏の公園」にいくことにしました。目的の花はなかったんですが、強風で吹き飛ばされたケヤキの枝がたくさん落ちています。大きな枝を持ち上げ、小枝を拾ったりして一ヶ所に集めました。ケヤキの上に方に引っかかっている枝をみんなで落としたりと、二人は大喜びで張り切って遊びます。何でもないようなことですが、楽しいんですね。

ブランコや滑り台、鉄棒、などを一通りすませると、今度は家の前の公園に移動し、再び、枝集め。そして砂場の草取り。おかげできれいになりました。暗くなってきたので、真っ黒になった手もそのまま、家に入り、お風呂に直行です。

夜、レイナちゃんとルイちゃんは、がんばって布団を引いてくれました。絵本を読んであげていると、「パパ、レイナは横になって聞いてる」と小声で言ったあと、あっという間にレイナちゃんは寝ていました。今日も楽しく過ごせたね、レイナちゃん。

ちなみに、最近、夜になると小声で話すことが多いです。そうしないと「おばけ」に見つかっちゃうらしいです。

2008年4月16日水曜日

堤未果「ルポ 貧困大国アメリカ」

アメリカの実態を理解するうえで必読のルポです。貧困と食生活、貧困から脱出するすべを与えるはずの教育が民営化され格差をより広げ生きる希望を奪っている実態、軍事の民営化と、それを推し進める貧困ビジネス、医療保険や医療現場での搾取、、、市場原理や新自由主義を無制限に推し進めた果ての絶望社会が広がっています。机上の空論と、想像力の欠如、そして企業論理を追求し続けるとこのような社会ができあがるんでしょうか。暴動がおきないことが不思議なくらいです。日本でも、民営化はまだまだ大流行です。国の財政、所得の再配分全体を見直さない限り、中途半端で小手先の政策に基づく、アメリカへの後追いはまだまだ続いていくことになると思います。日本もアメリカも政権交代が必要です。ただし、向かう方向には注意が必要です。エピローグでは、声をあげる市民が紹介されています。ひとりひとりがそれぞれのやり方で声を上げていくことが必要だと思います。このままではいけない、無理解・無関心とあきらめは現状を支えるだけだ、と。

2008年4月13日日曜日

三人の一日

ママがお友達の家にお呼ばれいくので、今日は三人で過ごします。

朝は、家の掃除をするのでなかなか一緒に遊ぶことができません。レイナちゃんは「パパ、今すぐ遊ぼうよ~。もう、待てないよ~」と言っていました。ルイちゃんは「ママが掃除をして、パパが遊べばいいんだ!」と言って怒っていました。それをなだめながらお掃除です。ようやく終わりそうなころ、テーブルの椅子に座ったまま、ルイちゃんは寝ていました。今週は、ずっと幼稚園だったのでお疲れなんですね。

ルイが寝ている間、レイナとアイロンビーズを作成。1時間後、ルイが起きて来たので、準備をして外出しました。三人でパン屋さんに行き、外のテーブルをとってお昼ごはんです。行き交う人や車、つながれて家人をまってほえている犬、咲き始めたハナミズキの花をみながらお食事です。

その後、電車に乗り、ひと駅。図書館にきました。紙芝居を7つぐらい読んだでしょうか。借りていく本をそれぞれ選んで、また電車に乗って帰ってきました。スーパーで試食を楽しみ!お茶を購入した後、サンカク公園まできました。ブランコ、滑り台で遊びます。きつねごっごもしました。

遠くから曲が流れてくるのが聞こえます。最近、車でよくくるというパン屋さんみたいです。見に行こう!ということで少しあるくと間に合いました。ここでもパンの試食をいただき、一つだけパンを買いました。家の前のケヤキの木の下のベンチで3人で腰かけて、パンを食べました。

帰宅後、学校ごっごをやり、さあお風呂だ!と、はだかんぼう!になり浴室に入ってびっくり!お湯が入っていません。タイマーのセットを忘れていました。二人は大喜びで、お湯がたまるまで、浴槽に座っていました。夕食後、いつもは本を読むんですが、昨日に引き続き、二人はとても眠たくてそのまま寝てしまいました。

入園式

入園式日和になりました。昨晩までの雨もやみ、雲の切れ間から晴れ間が広がっています。

今日、レイナちゃんは9:00に登園します。2年保育の年中さんたちの入園式に参加するためです。いつもよりも少しいい格好したレイナちゃんと、久しぶりに二人で幼稚園に向かいました。年長さんは1時間で終了ですが、レイナのように年少さんの入園式に参加する弟妹がいる子は、そのまま残ります。「そら」組の教室を覗いたらすぐにトンボ帰りです。今度は、11:00からのルイちゃんの入園式に参加するために準備します。

この日のために用意した洋服をきて、ルイちゃんは何度もくるくる回っています。これまた新しい靴を履き、パパとママと久しぶりに三人で幼稚園に向かいます。何日も前からルイの入園式だね、と言ってきたので、ルイはこれ以上はないくらい、ご機嫌に歩いていきます。

幼稚園の入り口や園庭で写真をとったあと、ルイは年少組に合流し、親はホールの椅子に着席します。まもなく年少さんたちがホールに入場し、自分の親を見つけて、その前の椅子に座ります。居残っていたレイナちゃんたち年長さん6人もホールにやってきて着席します。園長先生の話のあと、先生たちによる「山の幼稚園」の人形劇、先生の紹介、そして、先生たちとレイナちゃんたち年長さん6人による、幼稚園の歌の披露です。レイナちゃんは少しもじもじくねくねしながら照れくさそうに立っていましたが、始まると大きな声を出して上手に歌っていました。2年前のレイナちゃんの入園式を思い出し、こうやって見ると立派になったな~と感動しました。集合写真を撮り、入園式は終了です。園庭で、いろんな子と一緒に写真を撮りました。年長さんの「お茶屋さん」も見せてもらいました。

帰宅した後、食事をするためにもう一度外に出て、帰りにケーキを買ってきました。その後、レイナとルイとパパと三人で、ドーナツ公園で遅くまで遊びました。夕食時にお祝いをしましたが、さすがに二人とも眠たくてしょうがなかったみたいです。

ルイちゃん、入園おめでとう!

2008年4月9日水曜日

年長さん

レイナちゃんの年長組としての幼稚園が今日から始まりました。

クラスの発表(レイナちゃんの希望どおり!でした)と、先生の紹介などがありました。一方で、年少さんとなるルイちゃんは、明日からの登園ですが、今日は、園内を見学してまわったようです。これまでの職員室を改装し、年少さんの教室となる場所は、他と比較しても当然ながら真新しい壁に床に椅子・テーブルです。

年中までは出来なかった念願の「おちゃ屋さん」(包丁で野菜が切れます。)や木工室で遊ぶことができるようになったレイナちゃん「ママ、これもってて。あ~、忙しい!」と、大いに張り切っています。

「ここがルイちゃんの靴箱で、スモックをかけるところがここで、、、」こちらも念願の幼稚園児となるルイちゃん、うれしくてうれしくて、ニヤニヤしながらモジモジしています。ママのことを忘れたかのように、先生に手を取られ、素直についていくルイちゃんです。

今回は役員になるかもしれない、、、と、ママは戦々恐々としていました。

2008年4月8日火曜日

内山秀夫先生

大学時代、勉学にも励むほうではなく、かといって何かやるわけでもなく、なんとなくすごす日々が多かったような時期でした。それでも大学は卒業する必要があることから、単位はとらねばならず、最小限で、かつ興味のある講義には出ていました。その中の一つが、内山先生の講義でした。当時、退職される前後ということもあり、あまり多いとはいえない数の学生が入ったひなびた教室で、時々、タバコをふかしながら話される姿が印象的でした。単なる情報や知識だけではなく、この社会での生き方みたいなところを教えていただいたと、かってに思っています。ご冥福をお祈りします。先生、ありがとうございました。

成長

レイナちゃんとルイちゃんは、お友達と一緒に、児童会館に行ってきました。普段は日曜日に出向くことが多く、ホールでの劇や、コンサートも聞くので、工作の時間がとても短くなってしまいます。昨日は、あいにくの空模様と、月曜日ということもあって、児童会館は空きすきです。地下の木工室に初めていって、ふたりとも上手にそれぞれのオリジナル作品を作ってきました。レイナちゃんは、自分なりに考えて工作ができるようになりました。いつもは出来ないんですが、今回はすべてのフロアを見てきたみたいで、大満足の様子で帰ってきました。

特にルイちゃんは、レイナちゃんとそのお友達とに加わろうと必死だったみたいです。道を歩くとき、ご飯を食べるとき、一生懸命、ついていきます。普段はお昼のおにぎりも残しがちですが、競争でもしているかのようにぺろりと平らげてしまいました。抱っこを要求もせず、往復とも歩いていったみたいで、ルイちゃんも体力がついてきました。

お友達と行く日は、お昼にジュースを買ってもらうのが楽しみのひとつです。ルイちゃんは周囲の説得も効かず、甘いイチゴジュースを選びました。甘いからほかのものにしたほうがいいよ、と言われたのに。案の定、一口飲んで少し考えて言った事は、「ママ、ジュースないでしょ。ルイはおなかいっぱいだから、これ、あげるよ。」

家に帰り着き、お風呂からあがると「ルイは疲れたから、ご飯食べないで、もう寝たい。」といって、7時ごろに寝てしまったそうです。ルイちゃんも、明後日から幼稚園に入園です。

2008年4月7日月曜日

姉妹と花見

桜もまだまだ残っている公園で、お花見です。レイナちゃんとルイちゃんが朝からサンドウィッチを作ってくれました。「パパと行くのは初めてだね!」とルイちゃん。ルイちゃんたちは、先週、幼稚園のお友達とお花見に来ていますし、先日は、こどもの国でも楽しんでいます。思ったより混んでなく、ゆっくりお昼を食べ、レイナちゃんと自転車で3周ほど公園の中を走りました。

帰り道、別の公園で、ブランコや滑り台で遊んで帰りました。ルイちゃんはパパにブランコを押してもらいたい、レイナちゃんはパパと遊びたい、なかなか難しいです。最近、レイナちゃんは、パパとママの言っていることがよくわかるようになり、何でも素直になってきました。ルイちゃんのわがままをたしなめたりもします。ルイちゃんのお世話もよくしてくれるし、守ってもくれます。でも、やりたいことを、とっても我慢している様子がよくわかります。気をつけないといけないです。今日は、少し遊び足りなかったような気がします。

今度は、レイナちゃんと二人で思いっきり遊ぼうね!

2008年4月6日日曜日

自転車

久しぶりの自転車です。4歳の誕生日にレイナちゃんに買ってあげたものですが、もうすぐ4歳になるルイちゃんも上手に乗れるようになりました。まだ、足が地面にとどかないんですが、補助輪のおかげで自立!しています。駐輪場までの往復で、行きは使えなかったブレーキが、帰りは上手に、得意げに、何度も!使っていました。公園の中も、上手にUターンできるんですね~。

レイナちゃんが乗ると、足が曲がったままで、少しこぎにくいんですね~。

2台目が必要ってことでしょうか?

2008年4月2日水曜日

映画「4ヶ月、3週と2日」

昨年のカンヌ映画祭でパルムドールをとった、ルーマニア映画です。

舞台は1987年のチャウシェスク社会主義政権下のルーマニアのある街、大学の寮で同居する二人の大学生の一日です。情報は口コミと電話で得るしかない、物価は高く、輸入品のタバコは闇ルート、ホテルでの予約もIDカードが必要で、このIDがないとすべてのことが認められないという監視下、ルーマニア革命前夜の東欧諸国での日常です。当時、人口中絶は犯罪、妊娠4ヶ月を超えての中絶は、5年から10年の懲役刑です。(最低3人生むこと!4人を生むまでは中絶できない!という政策!)そのような状況で、秘密がもれることなく、中絶するには金も必要。主人公は同居人の中絶手術を成功させるために行動します。

なんとしても成功させようと行動する主人公、不安な状況の中でも主人公のためではなく、あくまで自分のためにはどうすればいいかで判断し、ウソとミスを繰り返す同居人、「犯罪」と「手術は自分しか出来ない」ことと引き換えに、また、金がないという二人の状況をネタに交渉し、二人にセックスと金を求め、手術を引き受ける医師、両親(父は医師で、他の職種は知性がないと思い込んでいる人。母は恐らく共産党員)の庇護下にあり頼りない主人公の彼氏。淡々と業務をこなすホテル従業員。この映画は表現力があります。カメラワークもいいです。固定したカメラは、当事者の視線となり、見る人を逃がしません。考えさせられます。

「グレーのイルカさん」との別れ

週末を利用して、レイナちゃんとルイちゃんはママの実家に5泊6日のお泊りです。ママが連れて行ってくれるんですが、翌日にはママは帰ってしまいます。レイナちゃんとルイちゃんは、ママの実家にお泊りすることが大好きです。ばーば、じーじと一日中一緒にいられることがこの上なく!幸せみたいです。「ママは帰るんだよね~」とレイナちゃん。翌日の朝、「ママはもう帰るんでしょ~」と開口一番でルイちゃん。複雑です。愛情豊かに育った?からでしょうか、パパとママのところに帰ってくるんだから、今は大丈夫!といった感じです。でも、レイナちゃんは「ルイちゃんがいないとお泊りはしない」、ルイちゃんは「レイナちゃんがいるからお泊りできる」といっています。二人は仲良しですね。

ところで、ママの実家に行く途中、大変なことが起きました。ルイちゃんの「精神安定剤」「ストレス解消」「いつも一緒」「ママより大事?」「いつもクンクンしている」「肌身離さず」「二人はひとつ!」といった感じの「グレーのイルカさん」を、駅か電車のどこかで落としてしまったんです!

イルカさんがいないことに気がついたルイちゃんは、あちこち探しながら歩いているうちに、唇をギュッと結び、目は下を向き、こらえてこらえて、我慢したんですが、とうとう泣いてしまいました。いつまでもいつまでも泣き続けたそうです。あんなに大好きなイルカさんとこんな形でお別れすることになり、まるで死に別れたような感じです。ルイちゃんが好きだった、初代イルカちゃん、パンダちゃんの二つもどこかに落としてしまう形でお別れしています。これで3度目です。

4月から幼稚園に通うにあたり、「ママは、ルイちゃんとお家に戻れなくなるからさびしくなるかもね」とルイちゃんに言ったところ、「グレーのイルカさんを置いていくから、大丈夫だよ。」とルイちゃんは言っていました。それもかなわなくなっちゃったね、ルイちゃん。