2009年6月24日水曜日

世界報道写真展2009

恵比寿の東京都写真美術館で見てきました。毎年、年1回行われるこの写真展に、学生時代から時々足を運んでいます。

  • 「大賞」を受賞したのはアメリカの経済危機。立ち退きを命じられた住民が、家に残っていないか銃を構えて!調べて回る保安官。
  • 四川大地震
  • ビルマのサイクロン
  • ケニアの部族対立
  • ガザ
  • グルジアの兵士たち
  • オバマ夫妻
  • サンパウロのホームレス
  • 射殺された母親の横を、子どもたちが車で通り過ぎる様子
  • 強制立ち退き
  • 同性愛
  • デニス・ホッパーのポートレート

会場の奥では、ガザの破壊された建物の瓦礫の中、空爆やイスラエル兵の銃撃で家族や隣人を殺された人達からの話を映像で紹介していました。イスラエル兵の銃弾を至近距離から眉間と胸に受け、自分の父親が倒れるさまを目撃した娘。十数発の銃弾を受けた娘に何もしてあげられず死を見守る母親の絶望。戦車砲が家族のど真ん中に落ち、皆が吹き飛んださまを話してくれる両足を失った男性。4階建ての家屋が砲撃で崩れ去り、妻と子どもたちを失った夫。ニュースでは見ることのできない人達の話、思い。

写真や映像を通して、今この瞬間の「隣人」たちの思いを感じ取ることができます。

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