2009年12月15日火曜日

齋藤孝「恋愛力」



副題は、「モテる人」はここがちがう。

いくつかの本や映画、古典での男女の会話を紹介しながら、相手の心に引っかかる心理や論理展開=言葉の使い方・コメント力のあり方を述べています。

村上春樹を読み漁ったのは学生のころ。主人公の会話をこういう視点で読んだことはなかったですね。ストーリーを懐かしく思い出しながら読むことができました。

ただ、それ以来、村上本はほとんど読んでいないんですよ。こんど何か読んでみようかな。

齋藤本を3冊まとめて手に取った次第ですが、よっぽど恋愛力がないんでしょうね、この本を選んだということは(笑)。読んで更に実感しました!


〔目次〕(抜粋)
第1章 「恋愛力」は、なぜ必要か
(「色好み」は男の品格と言われた時代
日本女性が抱える二つの大きな不満 ほか)

第2章 村上春樹作品にみるドライ&クールな「恋愛力」
(「恋愛力」のバイブル、『風の歌を聴け』
あたり前のコメントを避ける技『1973年のピンボール』 ほか)

第3章 『冬のソナタ』に見る天下無敵の純愛「恋愛力」
(節目節目を大事にするチュンサンの恋愛力
恋愛偏差値の高い男、ミニョンの「恋愛力」 ほか)

第4章 『金閣寺』『三四郎』『源氏物語』にみるレアな「恋愛力」
(『金閣寺』に見る「だめんず恋愛力」
三四郎のどこが「恋愛力」不足か? ほか)

第5章 普通の人にもまねできる「恋愛力」の基本技
(『いま、会いにゆきます』にみる「送受信」の「恋愛力」
『電車男』にみるステップ・バイ・ステップの「恋愛力」 ほか)

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