2009年12月5日土曜日

齋藤孝「勉強力」


実はこの著者の本を読むのは初めてです。

書店のあちこちで目に留まるんですが、そのために逆に敬遠していたようですね。

オビに「35歳からが学びの旬!」とあります。これもまた最近、よく見かける「35歳」本。つい手に取ってしまうんですよね、、、手遅れかな~と思いながら(笑)。

「期間限定」意識。昔はなかった年齢や時間の有限を最近とても感じます。そんな年齢層に対する、仕事で必要とされる様々な能力の向上のため、また、人生を豊かにするために必要な「勉強力」を、さまざまな本の紹介を交えながら提案してくれています。

開けてみて、そうだよな~そうだよね~と共感するところばかりです。「教養を身につける」というと堅苦しく感じるかもしれませんが、知的好奇心を満たしていく中で結果的に身に付く何かがあると思います。おまけに「好奇心」ですから楽しくで仕方がない(笑)。

そういえば古典からは遠ざかっているな~、今度何か読みたいな~。


〔目次〕(抜粋)
序章「勉強の旬」は35歳から
第1章 35歳から必要なのは教養を身につける「勉強力」
・勉強をしない人は「失業予備軍」
・「無知」を知る大切さ
・勉強は「文脈力」を鍛える
第2章 教養が仕事の幅を広げ人生を豊かにしてくれる
・挑戦欲が身に付く勉強法
・たくましい精神力は古典から学べ
・ストレス解消は美しい芸術で
第3章 勉強の「はじめの一歩」はこうやって踏み出そう
第4章 次から次へと知識が広がる「芋づる式勉強法」のススメ
第5章 勉強は生きる原動力、そして人生最大の娯楽だ
・勉強をするほど人生は楽しく幸せになる

  • 教養は「メタ視点」で捉える認識力を鍛える
  • 「文脈力」はコミュニケーションを俯瞰して話の方向性を認識し、自分がどう話をつなげていくかを考える能力
  • 漠然と感じていた「心残り」を勉強という形で解消する
  • 「いま」という時間を知的に楽しくする
  • 「学びて思わざれば即ち罔し 思うて学ばざれば即ち殆し」

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