2009年9月29日火曜日

木山啓子「国際支援流 危機乗り切り力」

仕事学のすすめ2009年10月は、特定非営利活動法人ジェン理事・事務局長の木山さんです。災害や紛争で厳しい生活を強いられている人達が自立した生活を取り戻し、社会の再生を果たせるよう手助けをしている団体です。

4回にわたるテーマは、
  • 紛争を生き抜くリスクマネジメント
  • ノーと言わせない交渉術
  • リーダーは束ねない
  • NPOを"経営”する
組織を運営すると同時に、言葉や文化の違う世界での活動を行っているその「力」を垣間見た気がします。

  • 多くの場合は自分で限界を設定してしまっている。
  • 全ての困難は自分の学びの機会である
  • 他者と過去は変えられないけれど、自分と未来は変えられる
どこの組織にも通じるものを提示してくれています。
  • 「他者のためなら頑張れる」:他者との関係性の中から救いが出てくる
  • 不正ができないシステムづくり
  • スタッフとのやりとり:あらゆる危機を未然に防ぐ大前提
  • 交渉:相手の興味を引く話題の提供、明るい態度、人間は平等、代償、合意ポイント、大切にしている価値を守り続ける
  • 欠点を直さず、個性や長所を活かす
  • 禁止はしない:自律性を高める
  • 組織ビジョンの共有
  • リーダーは普段から方向性を示しておく
  • 市民社会の意識を持つ:市民が市民として生きていくというのは、自分で自分の暮らしを勝ち取っていくこと
  • 全ての問題は解決できる
  • 無理なく参加できる仕組みづくり
最後の「仕組みづくり」の話は普段の仕事にも役に立ちます。関心を持ってもらい、一緒に取り組んでもらえる「つながり」づくりですね。「好循環」が生まれる。
  • きちんと語れるコーポレート・アイデンティティ(ブランディング)がないと、より深く人に理解してもらうことはできない
  • 情報公開
  • 目に触れてもらう機会を増やす
  • 参加しやすい窓口を広く用意する
  • 「おしゃれでスマート」
チームで働く際、「仕事の全体像を把握させるメリット」は納得するところです。
  • 目指す方向を認識できるため、常に適切な判断ができる
  • チームビルディングが築け、チームワークが向上する
  • ひとりひとりのワークライフバランスを育む
いつもメモみたいな抜粋となってしまいます(笑)。ですが、私がそれだけたどりつけていないということに気がつくことができます。あとは身につくかどうかですが(笑)。

十日町市、池谷集落長の笑顔が素敵です。この笑顔をいただけるのならと思ってしまいますね。

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