この「シンプル族」、増えているだろうな~ということは感じるところです。その生活原理は、
- 物をあまり消費しない。ためない。
- 手仕事を重んじる。
- 基本的な生活を愛する。
志向性としては、
- エコ志向
- ナチュラル志向
- レトロ志向・和志向
- オムニボア(雑食)志向
- ソーシャル・キャピタル志向
その実態をみると、非常に共感するんですね(笑)。冒頭の方で、伝統派、モダン派の分析がなされていますが、私はシンプル族8割、モダン派2割かな?(笑)一概には言えないですが。
ただ、シンプル族の「衣食住遊」の各症状をみるとこれやってる!ということが多いです。ユニクロと無印良品の分析も、前に読んだ「無印ニッポン」とあわせて読むと、その人気の理由がよくわかります。
ロハス(LOHAS:lifestyke of health and sustainabilitiy)。その言葉が生まれたのは「Cutural Creatives」、つまり文化創造者たち。自発的な質素な暮らし。Simple Living。精神性や健康を重視し、家族や友人との質の高い時間を過ごすことを重視する、倹約的な生き方。禁欲主義ではない。
ボボス(Bobos:bourgeoir bohemian)経済的には裕福だが、ライフスタイルは自由人のような暮らしぶり。特徴は、
- 生活必需品にだけ金を使う
- 粗い肌触りを好む
- モダンな物、新しい物よりも古い物、貧しい物を好む
- 貧富の差を逆転する
- 消費者ではなくキュレーター
- 物の私有のみにこだわらず、借り物や共有でもいいと考える。
- 他者とのつながり、共同(協働)、共感に価値を置く。
- そこから必然的に、資源、地球環境を、自国だけ、人間だけのものと考えず、地球上の他の人間、他の生物との共有物であると考える。
- したがって様々な国や地球の文化を認め、積極的に取り入れようとする。
- 新しい物をいたずらに追い求めるのではなく、古い物の価値を認め、味わおうとする。
- 機会文明に過度に依存せず、生活の基本を大事にし、手仕事を重視する。
この本は、40代以降の世代にお勧めです。
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