2009年11月30日月曜日

映画 Michael Jackson 「This Is It」




ファンにはたまらない映像、曲の数々。

どうしてこのあと死んでしまうのか、にわかには信じがたいです。スタッフに指示を出している様子、ダンスのキレ、ファンが求めているもの、曲のイメージ、つまり最初のレコーディングの音を忠実に再現しようとする姿勢、非日常的な世界を作り出すための才能。

でも彼の表情をみていると、50歳という年齢以外に、とてつもないストレスや重圧があったのかなと感じざるを得ません。映画を見て感じるのは「孤独」。「映画化」を想定してなく、そういう映像がなかっただけかとは思うんですが、彼がくつろいでいる、楽しんでいるようには全くみえないです。

まあそれも自分が作り出したイメージかもしれません。「映画」自体も作り手の表現ですし。イメージを切り売りする世界です。彼が何を考え感じていたのか、直接、語ってくれる機会はもうない、という事実だけが残ります。


夢中になった10代のころを思い出します。彼のピークとちょうど重なるんですね。しかも自分が歌えるんですから。それだけ影響を受けているんでしょう。

映画館は満席。終了後、拍手が起こりました。


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