2009年11月24日火曜日

篠原菊紀「子どもの地頭をよくする方法」


遺伝ではない子どもの「地頭」。自分の頭で「考える力」。

この地頭の大きな要素となる「ワーキングメモリ」と「やる気」を伸ばす提案です。

ここでいう「ワーキングメモリ」とは、作業のための記憶、 何らかの知的な作業をするために、外部からの情報や記憶を一時的に記憶すること。

考える力や段取り力の基礎。

<目次>(抜粋)
はじめに
「地頭は遺伝」というのは間違い!
そもそも、「地頭がいい」ってどういうこと?

第1章 【地頭の要素1】ワーキングメモリ(作業記憶)を鍛える
1 これだけは知っておきたい脳の話
脳の構造を知っていますか?
KYな人は、脳の働きが弱い?
2 ワーキングメモリの働きを実感する
まずは、簡単なテストです
子どものワーキングメモリの状態を想像する
3 ワーキングメモリを鍛える方法
できないことをやるのが脳トレ
ポイントは、ちょうどいいレベルをどのように設定するか
記憶の呼び出しを鍛える
目標を共有する

第2章 【地頭の要素2】「やる気」の基礎をつくる
1 やる気のメカニズムとは?
やる気はどこから出てくるのか
やる気とは、行動と快感の結びつき
2 目標と目的を設定する
「ほめて待つ」のが基本
「~しなければ」ではなく、「~したい」にするには?
3 年齢別 やる気を育てる方法
0~2歳 家族といっしょだと楽しいと感じさせる
3~5歳 行動にタグを貼りつける
6歳以降 親の好きなことをやらせる

第3章 【実践編1】幼児期に地頭の基礎をつくる
1 まず目的を確認する
できる子は、自分の頭の育ちを認識している
もう一度、地頭を鍛える目的を問う
2 おすすめの知育教材5
1 迷路
2 間違い探し
3 積み木遊び
4 数字遊び
5 文字遊び
3 おすすめの遊び4
1「あたまとり」をする
2 読み聞かせをする
3 体を動かす
4 料理の手伝いをさせる
遊びでトレーニングできれば、それに越したことはない

第4章 【実践編2】小学生時代に地頭を育てる
1 教科と脳の関係とは?
科目は脳に振り分けられる
5W1Hでものごとをとらえる
2 教材を選ぶときのポイント
子どものワーキングメモリの状態を知っておく
やらされ感ではなく、自分でやっているという感覚を持たせる

第5章 【実践編3】地頭のいい子を育てるための4つの習慣
1 適度な運動をする
運動すれば、地頭がよくなる!
注意力の向上も期待できる
2 手を使った作業をする
面倒な作業ほど脳が活性化?
心を込めると、さらに脳が活性化?
3 人とかかわる
笑いの効果
4 バランスのよい食事をとる

あとがき
地頭力の根っこは「生きる力」


  • ある動作や手順と快の結びつき、「やる気」の正体
  • 望ましいことをしたら、ほめる。「やる気」を見せたら、ほめる。
  • 人が行動を変えるのは、具体的で実行可能な行動の形で未来が見えたとき
  • 評価可能な(できれば数字が入った)行動の形。肯定形。
  • ビジョンの共有、親子で。
  • 「世のため、人のため」ゴールネゴシエーションを行うときの背骨
  • RDI:Relationship Development Intervention 対人関係発達指導法
  • 人と一緒にいて楽しいという感情(0~2歳)
  • 行動にラベルを貼り付ける(3~5歳)
  • 親の好きなことをやらせる(6歳以降)
  • 子ども自身に選ばせる→自己モニター力のトレーニング
  • 自分でやっているという感覚
  • 脳を育てる基礎は、食に気を使い、運動すること そして、人と話し、社会にかかわること
  • 生きる力

こどもと接して思うのは、彼らが日々成長しているということ。自分が与えられることは伝えてあげたいですね。

「結晶性知能」「クリスタル・インテリジェンス」、知恵、知識、経験。自分もまだ大丈夫かな(笑)。

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