2009年5月2日土曜日

Peter Drucker 「エッセンシャル版 マネジメント 基本と原則」

ドラッカーの本は初めてです。分厚い本が多い中、「エッセンシャル」ということでまずはと手に取った次第です。が、これまたすごい本です。ドラッカーの本はそれこそ何十年か前からでているようですし、この本も初版は2001年ですが、内容は現在でも色あせず、どころかますます輝いて見えてきました。どうしても自分の働いている組織と照らし合わせて考えてしまいます。これまた付箋をぺたぺた張ってしまったんですが、その中からの抜粋です。

・行政組織は社会の中核的な存在である。
・あらゆる政策、法律、計画について「目的は現実的か、達成可能か、それとも言葉だけか。ニーズに答えているか」「目標は正しいか。優先順位は検討しているか。成果は公約や期待に合致しているか」を問わなければならない。
・仕事とは何か。理解する上で必要なこと。分析(基本的な作業を明らかにし論理的な順序に並べること)、総合(プロセスへの)、管理(仕組み)
・生産性向上の条件
・分権化はトップマネジメントを強くする
・企業をはじめあらゆる組織が、社会の深刻な病気のすべてに関心を払わなければならない。
・組織が果たすべき最大の貢献、すなわち最大の社会的責任とは、自らに特有の機能を果たすこと
・専門家の課題
・マネジャーの仕事(目標設定、組織化、動機づけとコミュニケーション、評価測定、人材開発)
・真摯さなくして組織なし
・マネジャーの失格要件(強みよりも弱みに目を向ける者、何が正しいかよりも誰が正しいかに関心を持つ者、真摯さよりも頭のよさを重視する者、部下に脅威を感じる者、自らの仕事に高い基準を設定しない者)
・行動すべきか否か
・コミュニケーションの成立には経験の共有が不可欠
・悪い組織
・組織の条件(明快さ、経済性、方向付けの容易さ、理解の容易さ、意思決定の容易さ、安定性と適応性、永続性と新陳代謝)
・チーム型組織、長所と限界
・トップマネジメントの構造
・知識労働者の動機づけ。仕事そのものからの満足=挑戦への機会
・仕事上のパートナーとしてマネジメントする。パートナーシップの本質は命令と服従の関係ではなく、対等の関係。
・人をマネジメントすることは、仕事をマーケティングすること。「相手が何を望むか」「相手にとっての価値は何か」「目的は何か」「成果は何か」

きりがないのでこの辺でやめておきます。最近、読んだ内容を忘れやすくて。メモを残すことで覚える、という訓練になるかなと思ったものですから。

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