2009年5月5日火曜日

佐藤賢一「小説フランス革命3 聖者の戦い」

バスティーユ陥落から半年、パリでの憲法制定国民会議での半年間、革命1周年の連盟際まで、です。タレイランが登場!この人物はナポレオンの時代まで権力の中枢で活躍する、なかなか興味深い人です。歴史の教科書だとあっという間に通り過ぎる時期ですが、小説という形で、しかも史実を良く調べて書かれたものを読むと、「フランス革命」がどのように進んでいったのか本当によくわかります。

何度かの引越しにも生き残った本が鎮座する本棚から、学生時代に呼んだマチエ「フランス大革命」を引っ張り出してきました。この本を読んだ当時は非常な読みにくさを感じたものでしたが、今、ぱらぱらめくると、その情景=イメージが不思議と頭に入っていきます。小説の力はすごい!

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