2009年3月24日火曜日

勝間和代「会社に人生を預けるな-リスク・リテラシーを磨く-」

終身雇用制の問題点を「リスク」という言葉で分析してあり、わかりやすいです。最近、自分の職場(終身雇用です)で考えていることがよく当てはまります。お金を預けてもその価値が変動したり量が増減するだけですが、生身の人間は限られた人生を生きているわけで、自分で考えていかないととんでもないこと、つまり、こんなはずではなかったなんて「後悔」してしまうようなことになりかねません。人生の「満足度」は人それぞれですが、前提となる選択肢が狭められている社会においては「それぞれ」なんて言っている場合ではないかと思います。それこそ「それぞれ」の立場で「言上げ」をしていく必要があるかと思います。あと、「源泉徴収制」の廃止、これは賛成です。私の周りにも、給与明細が読めない人、たくさんいます。会社の経費や政府・自治体予算も読めない、つまり私たちの社会を読めない人が増える原因かと思います。それにしても「預ける」ことって気持ちいいですよね。「奴隷の自由」ってやつですね。

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