2010年1月21日木曜日

神田敏晶「Twitter革命」


ツイッターによって覚醒した人類が、一人ひとり小さなアクションを起こすことで、それらが共鳴し、社会を変えるような大きなうねりになると信じている

ツイッターの可能性、かかわる人がますます増えていく中で、初心者にもわかりやすくその世界を解説してくれています。

企業・組織がツイッターを本音・人間味を持って使えるか。旧態な組織が変革できるかの踏み絵のような感じがします。

そして政治へのかかわり方。アメリカの例を引用するまでもなく、日本も後には戻れないところまできている状況の中で、全く変わろうとしない選挙とインターネットの問題。法改正がすすまなくても現実はすすんでいるんですね。

国民の情報源としてのインターネットを使わせないのはもはや人権問題です。「革命」の素地ができているんですね。



<目次>
はじめに
第一章革命はもう始まっている

利用者5840万人で成長率は3712%/ツイッターで今何が起きているのか/きっかけはオバマ?/パワー・トゥ・ザ・ピープル/事件はツイッターで起こっている/2009年の再ブレイク/つぶやきから「ツイート」へ

第二章ツイッターの何がすごいのか?

ウェブのリアルタイム化/ツイッターの革命的な7つの特徴/特徴(1)RTの伝播力/特徴(2)短縮URL/特徴(3)ボット/特徴(4)API開放によるカスタマイズ/特徴(5)140字の字数制限/特徴(6)メールを超えるコミュニケーション/特徴(7)ユーザーが決めるルール/世界にたった一つのタイムライン/人間関係が可視化される/ソーシャルフィルタリング/センサー化するツイッター

第三章メディア革命

最も敷居の低いメディア/ただのミニブログじゃない/ツイッターvs.ブログ/ツイッターvs.SNS/ツイッターvs.そのほかのソーシャルメディア/ツイッターvs.メルマガ/ブログから「リブログ」へ/「ゆるいメディア」の価値/ニュースへのタッチポイントが変わる/ソーシャルニュースの時代へ/マスメディアの中に真実はあるか/テレビも新聞もツイッターを利用/ソーシャルメディア時代のテレビ視聴スタイル/ライブツイートの時代へ/現実とツイッター空間の融合

第四章ビジネス革命

ツイッターを使いこなすことは自転車を乗りこなすようなもの/大企業からスモールビジネスまで/さまざまなビジネス用途/ツイッターが企業の行動を変える/企業ツイートの始め方/企業として何をツイートするか/自社情報のコンシェルジュとして/つづきはツイッターで!/公共サービスにもツイッターを/ツイッター議員は世の中を変えるか/「出馬なう」は実現するか/選挙はマスコミ向け公共事業?/

第五章革命は終わらない

進化するツイッター/頭の痛いスパム問題/API開放の功罪/悪用されたソーシャルグラフ/ツイッターのビジネスモデル/「草食系」の世界観/フツーの人の参入でツイッターは変わるのか?/セカンドライフの二の舞にはならない/メディア化する個人と個人化するメディア/あなた自身の革命/インターネットの本質

おわりに


  • サンフランシスコ市の苦情窓口
  • 「おもしろいけど役に立たない」「アイスクリームだって役には立たない」
  • 友達同士のステータス共有から、よりパブリックな空間での対話ツール
  • ブログからリブログへ
  • 情報の信頼性はマスメディアという権威によってではなく、ツイッターなどのソーシャルメディアの社会性によって担保されるべき時代
  • 企業の「オネスト」
  • ハガキの代わりにメールを、ポスターの代わりにウェブサイトを、政見放送にユーチューブを、選挙区回りの代わりにツイッターを!
  • ネットユーザーは人口の75.3%にあたる9091万人、新聞の人口1000人あたりの購読者は528人つまり62%
  • アップルのミッションは「コンピュータを自分たち以外の人のために」、グーグルは「地球上のすべての情報を検索」、ツイッターは「地球の鼓動(パルス)となる」
  • 感動的なのは、世界に対してポジティブな影響がツイッターでわかること

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