2008年1月16日水曜日

山田昌弘「少子社会日本」

副題は「もうひとつの格差のゆくえ」。少子化について、日本の現状、経済格差・魅力格差・セックスの変化、日本的なパラサイトシングル、結婚に対する期待水準や、将来の収入見通しなどからみた戦後日本の歴史的な分析、少子化対策に対する提言など、日常では「そうかもな」とおぼろげに感じていることを、データを使用し分析されています。少子化は、大変身近な問題で、議論しやすい事柄ですが、一方で、有効的な対策が全く実施されていない問題でもあるかと思います。また、効果的な政策が実施されても、その結果がでるにはさらに長い年月がかかります。子供たちが大人になるころ、この日本はどうなっているのか、今の「大人」がしっかり考えていかなければ取り返しがつかない問題だと感じました。

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