2009年12月6日日曜日

映画「カティンの森:Katyń」



6月でしたね、ETV特集 「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」を見たのは。ワイダのインタビュー、すばらしい特集でした。そこで紹介された映画「カティンの森」が公開です。

アンジェイ・ワイダの父がカティンの森で殺されていた、それを80歳を越えたワイダがようやく完成させた。その想いが重たいです。

ワイダのサイトと、プロダクション・ノートとが参考になります。

映画「マラドーナ:Maradona by Kusturica」



1986年メキシコW杯イングランド対アルゼンチン準決勝、これを1982年のフォークランド紛争と関連づけることは、当時の私にはちょっと無理でした。

これでも小学生のころ、ディエゴはすごい!と思ってボールを蹴っていたサッカー部員だったんですが(笑)。

マラドーナ自身が回想しています。あの試合は「(フォークランド戦争で戦死した)アルゼンチンの若者たちの復讐のつもりだった」

Trailerにも出てこない彼の本音が、あの映画「アンダーグラウンド」の監督クストリッツァに語られます。

ユーゴスラビアの監督と、ゲバラとカストロの刺青をしたディエゴとのドキュメンタリー。


最近、見たい映画が多くて困ります。どうやったら見にいけるんだ~(泣)

2009年12月5日土曜日

クリスマス演奏会

あとどれくらい聴いてるのかな(笑)

自画像?




レイナちゃんとルイちゃんがかわいい絵を書きました。

自分たちを描いたとのこと。似てるかな~?(笑)




ルイちゃんは、レイナちゃんの絵をどうしても真似てしまいます。自分の絵が描けるように工夫してあげなければなりませんね。姉の影響からの脱却!

パックスPACSが10周年

フランスのパックス、連帯市民契約(Pacte civil de solidarité)が10周年。1999年11月15日日に発効したこの制度。

すっかり定着した感のある仕組みです。これができたとき、日本にもあればな~とどれほど思ったことか。

制約が少ないPACS選択が増えるフランス婚事情(2008.2.29)

PACS(2003.6)


いまだに戸籍だの、家だの、同棲(後ろ指)、婚外子!、はたまた「できちゃった」婚だの、、、きわめつけは「世間の目」(笑)ため息がでるばかりです。

個人と個人の関係でしかないのに。

山本三春さんの記事を読みました。「因習は変えられる。」

齋藤孝「勉強力」


実はこの著者の本を読むのは初めてです。

書店のあちこちで目に留まるんですが、そのために逆に敬遠していたようですね。

オビに「35歳からが学びの旬!」とあります。これもまた最近、よく見かける「35歳」本。つい手に取ってしまうんですよね、、、手遅れかな~と思いながら(笑)。

「期間限定」意識。昔はなかった年齢や時間の有限を最近とても感じます。そんな年齢層に対する、仕事で必要とされる様々な能力の向上のため、また、人生を豊かにするために必要な「勉強力」を、さまざまな本の紹介を交えながら提案してくれています。

開けてみて、そうだよな~そうだよね~と共感するところばかりです。「教養を身につける」というと堅苦しく感じるかもしれませんが、知的好奇心を満たしていく中で結果的に身に付く何かがあると思います。おまけに「好奇心」ですから楽しくで仕方がない(笑)。

そういえば古典からは遠ざかっているな~、今度何か読みたいな~。


〔目次〕(抜粋)
序章「勉強の旬」は35歳から
第1章 35歳から必要なのは教養を身につける「勉強力」
・勉強をしない人は「失業予備軍」
・「無知」を知る大切さ
・勉強は「文脈力」を鍛える
第2章 教養が仕事の幅を広げ人生を豊かにしてくれる
・挑戦欲が身に付く勉強法
・たくましい精神力は古典から学べ
・ストレス解消は美しい芸術で
第3章 勉強の「はじめの一歩」はこうやって踏み出そう
第4章 次から次へと知識が広がる「芋づる式勉強法」のススメ
第5章 勉強は生きる原動力、そして人生最大の娯楽だ
・勉強をするほど人生は楽しく幸せになる

  • 教養は「メタ視点」で捉える認識力を鍛える
  • 「文脈力」はコミュニケーションを俯瞰して話の方向性を認識し、自分がどう話をつなげていくかを考える能力
  • 漠然と感じていた「心残り」を勉強という形で解消する
  • 「いま」という時間を知的に楽しくする
  • 「学びて思わざれば即ち罔し 思うて学ばざれば即ち殆し」

2009年12月4日金曜日

リヒテルズ直子「残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ」


オランダの教育を受けてみたい、受けさせたい! そう思いました。

題名より副題が本の内容をよく表現しています。「日本とは何が違うのか Prosperity without stress : Dutch ways」

オランダがその歴史を通じて築き上げてきた社会の仕組み、そこに暮らす人達の考え方、社会を支えていくための教育・生活が紹介されています。

教育がいいです。居心地のいい教室で、教壇からではなく、つまり権威の権化でなく、先生と対話しながら、膨大な読書や議論で鍛錬し、現実問題を考え抜き、入試がなく、何と点数によるランク付けとくじ引き制、 学費は年25万円、、、かの地では70年代に「モデル国」という言葉がはやったそうですが、まさに今、私にとっての「モデル国」になってしまいました。

もちろん、オランダも試行錯誤、過ちの歴史の上に今日があるようです。植民地支配、ナチス。

オランダ人:生活を楽しむために働く人たち
日本人:働くために人間としてのありとあらゆる価値を犠牲にしているひとたち

まあ、いちがいにそうではないですが、、そうかもしれない、、?

読んでいて楽しいですね、この本は。


〔目次〕(抜粋)
第1章「選びながら生きる」を学ぶ子どもたち
・大人も子どもも休んで遊ぶ
・選べる学校、転校も自習
・4歳になったら小学生
・教科書のない小学校
・質問しなければ教えてくれない先生
・「わからない」といえる先生
・中学校の教科書の活字は新聞なみ
・グループ学習とシュミレーション
・やり直しのきく学歴
・入試のない大学
第2章 社会が育てる自立心
・世話より抱擁、叱るよりほめ言葉
・欲望は禁止されるより自分でコントロール
・ワケアリ、ナットクの性教育
・出産は夫婦の共同作業
・オフィスは個室か二人部屋
・障害者福祉は国の仕事
・クオリティ・ライフからクオリティ・デス
第3章 立ち上がる民とオープンソサエティ
・科学と蒐集への情熱
・強制栽培からフェアトレードへ
・類が類を呼ぶマイノリティ共存社会
・アンネと共に消えた10万人
・プロバガンダを信じるな
・タブーを乗り越えたユーモア
・市民が作る公共放送
・近隣にも隠さない自分流の生き方・恋愛
第4章 ポルダーを守る
・ポルダーモデルから生まれたワークシェアリング
・オランダの女たちはうつ病にならない?
・オランダ流儀の喧嘩の作法
・マナー警告よりはっきり苦言
・子どもの10人に6人が外国人
・みながありのままの自分でいられる社会
第5章 世界市民を目指して
・「世界のモデル国」を目指す
・旗や国歌はほどほどに
・女王が口を開くとき
終章 世界は大人の日本人を待っている

  • 親たちが自分で学校を作れる
  • 先生の役割は「やらせる」ではなく「支援する」
  • 自然に問いかける生徒たち
  • 学校はこどもたちの生活の場
  • 読書課題、面接での口述試験
  • 時事問題を語るオランダの子、現実問題から隔離される日本の子
  • 全入制とくじ引き制
  • 子どもを育てている大学生に対する養育費の支給
  • 他人の視線は気にしない
  • 「食」をめぐる日々の家族の交流と対話
  • 選択も責任も本人次第
  • 小学生の作文は恋人募集広告とラブレター?
  • 産後ケア専門ヘルパーさんの8日間在宅ケア
  • 出産とその後の新生児育児は両親である夫婦がやるのが普通
  • 福祉とは自立を支えること
  • 海乞食、抵抗、立ち上がる
  • プロヴォ
  • 日本人の謝罪は口封じと同じ
  • プライバシーを認める「民度」の高さ
  • LAKS、大人顔負けの交渉力
  • 周りの空気を読み、言いたいことを言う。何も言わずに遠慮して相手の気持ちを推し量ってばかりいたら誤解のもと
  • ポルダーモデル
  • 物事を決める前には、みんなが言いたい放題、誰はばかることなく意見を言っておくことが大事。その上でお互いが「このあたり」が落ち着くところだ、と協調的に判断
  • 日本の「根回し」とは異なる「浮揚面」
  • 外国人の子どもたちに対する支援。社会の安定、維持、発展の条件。
  • シチズンシップ教育の義務化
  • 「世界市民」を作る教育
  • 「民主的な法治国家の基本的な価値意識」
  • 表現の自由、平等、他の人への理解、寛容、自律、不寛容の拒絶、差別の拒絶
  • 国政選挙投票率8割。子ども番組で議員が質疑応答、高校生の模擬投票。ネットでのアンケート。
  • 世界の「貧富格差」解消のために
  • どの一人を取っても、その人がその人らしくしていて、誰はばかることもなく自分の意見を言える社会。だからこそ人は進んで社会に参加し、社会のために何か役に立つことをしようと行動するものだ」
  • 自分の方から進んで、自分にできることを通じて、他の人たちとともに一緒に社会を作り守っていこうとする意欲を育てることが大事

Procrastination is the thief of time.

ぐずぐずすることは時間の泥棒。= 思い立ったが吉日

Procrastination  延引、遅延、ぐずぐずする癖、明日まで延ばすこと!


どきっとしてしまいました(笑)。とってもあります、こんなこと。

2009年12月3日木曜日

Adiós Nonino




ひょんなことから

Astor Piazzolla  Adiós Nonino

2002年2月2日、オランダのウィレム・アレクサンダー王子とマキシマ・ソレギエタ王女の結婚式での演奏

王女の涙、結婚に至るまでの経緯を読んだので、、、


こちらは Piazzolla 1984年の演奏

アドベントカレンダー



クランツに続いて、アドベントカレンダーが始まりました。

二人がそれぞれ年少さんのとき幼稚園で作ったモミの木風カレンダーです。

紙粘土とクリップで作った赤い玉を、12月1日から24日までの毎朝、ツリーにぶら下げていきます。全て玉をかけ終わり、いよいよその日はクリスマス・イブ! 夜にはサンタさんが来て、プレゼントをもらえる、、、、! 


まだ、構想も練っておりません(笑)。さあ今年はどうしよう、、、、


ちなみに赤い玉は、雪だるまと羊の中に入っています。ちょっとしたお菓子が1個、アメ、キャラメル、ラムネ、ゼリーといったものと一緒に。毎朝(笑)!



「朝、着替え終わったら開けていいよ~」と言ってあるので、二人はものすごい勢いで着替え終わります。12月といわず、年中、やりたいくらいです(笑)。


今年はさらにもう一つ、カレンダーを追加しました。どっかからもらって来たようです。開けるのが楽しいみたい。




ねこ



ねこ

レイナちゃんが作りました。

かわいい(笑)。

ちなみに、下においてあるカップにはルイちゃんが作ってくれたエサが入っています(笑)。

2009年12月2日水曜日

Jacques Mesrine「ジャック・メスリーヌの生涯」"L'instinct De Mort"


原題は、Jacques Mesrine "L'instinct de mort" 「死の本能」

邦題は、ジャック・メスリーヌの生涯~世界を震撼させた犯罪王~

1979年11月2日の午後3時15分、BMWにシルヴィーと同乗していたところを包囲され、射殺されたメスリーヌが死の2年前に獄中で執筆した自伝です。

銀行や会社、高級住宅街の金を盗み、脱獄を繰り返し、銃を向けられたら容赦なく撃ち返し、友の願いであれば殺人であろうと襲撃であろうと約束どおり実行し、女や子ども、両親を愛していた彼は、一方で社会の矛盾、不正、人間が人間を破壊する仕組みを糾弾し、履歴を告白し、正当化するわけでなく、自分の考えをありのままにつづっています。

彼がこんな人生に踏み込んでいくのは、いくつかの経験、状況が重なっていったからのようです。1936年生まれ、第二次世界大戦、ドイツ兵の恐怖、徴兵された父の不在、両親とのコミュニケーションのなさ、学校、アルジェリア戦争での実戦、会社、不適用、貧困、、、はまり込んでいく様子がよくわかります。

一方でスリリングな人生。ギド、ジャン・ポールといった仲間たちとの襲撃、ソレ、ジャヌー、ジョイス、シルヴィーといった妻や女たち、脱獄、、、ヘタな小説より興味深い、信じられない人生です。

さすがにフランスのWikiには詳しく書かれています。

Jacques Mesrine

リンク先にはいろんな情報が転がっていました。当時の報道、新聞、雑誌、そして写真



L'ennemi public 

パリ警視庁は逮捕の意思はなく、広場で取り囲み、機関銃で射殺しました。

彼は殺害脅迫・窃盗・人質拉致・警官殺害未遂・脱獄で懲役20年の判決を受けていましたが、その訴因に殺人罪はありません。判決後、サンテ刑務所からの脱獄、強盗・襲撃、変装・偽旅券での旅行、拉致誘拐を繰り返していたところでのこの射殺です。

「社会の敵」といったとき、この社会は何を意味するのか。そのとき、私たち一人一人の立ち位置はどこにあるのか。

読むきっかけとなったのは、フランスで公開された映画。あ~見にいけなかった~(悲)

2009年12月1日火曜日

A Fine Romance



Lena Horne A Fine Romance

いろんな人が歌っています。聞き比べると楽しいです。

Ella Fitzgerald



Marilyn Monroe

ジョディ・ピコー「私の中のあなた」 Jodi Picoult"My Sister's Keeper"



映画の原作。映画とは違った印象となりました。

急性前骨髄球性白血病の16歳の長女ケイト、医療目的のための能力付与を求めて両親を相手に訴訟を起こした13歳のアン、映画には少しひねた存在でしたが原作では学校を全焼させる!二人の兄ジェシー、元弁護士の母親サラ、消防隊隊長の父親ブライアンの5人家族。

アンの弁護士キャンベルと、同じくアンの訴訟後見人ジュリアとの関係は映画になかったストーリー。人生のめぐり合い。このジュリア、好きですね。

 自分では制御できない病状を抱えたケイトとキャンベルのユーモアは、この重たいテーマを軽妙なタッチで進めてくれます。

本の構成は、裁判やケイトの命、それぞれの人生をめぐって、時には過去を振り返りながらこれらの人々が交互に語り部となり展開され、想いが十分に伝わってきます。裁決の日の朝、それぞれが別々の想いで同じ外の雨を眺めている場面は印象的です。

映画はどちらかといえばケイトに重きを置いているような気がしましたが、原作はそれぞれの人物に光をあててくれます。

しかし、ラストの展開。映画とは180度違ってます。いくら小説であっても「こどもの父親」としてこのラストは許せない! こんなのなしだよ~、ありえないよ~、かんべんしてくださいよ~。

そう、この本はアンとケイトとサラの話というよりは、父親ブライアンの話かと思います。