今回の第5巻は、ミラボー死去後の1791年5月から6月にかけての、選挙法「マルク銀貨法」をめぐる議論と、「ヴァレンヌ逃亡事件」として知られるルイ16世のパリ脱出がテーマです。
一定額以上の納税を基準に能動市民と受動市民とに分ける法案、そして憲法制定国民議会議員の再選の可否をめぐる議論は、今の時代でも出てくるような意見が交わされ非常に興味深い内容です。
そしてルイの逃亡。
ルイの主観からみたこの事件の成り行きがとても面白く読むことができました。絶対王政を継承しつつ革命に翻弄されるルイの、彼にとっては劇的な行動。それでも後に迎える恐怖政治に比べると何と平和なひと時かと思ってしまいます。
1 件のコメント:
初めまして。私の名前はれいです。
時々楽しく拝読させて頂いてます。
コメントさせて頂くのは初めてです。
私はカルフォルアに住んでいます。
しばらく日本の本を読んでいませんがおもしろそうですね。
今後も日記楽しみにしていますね。
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