2010年4月26日月曜日

ティナ・シーリグ「20歳のときに知っておきたかったこと」

社会に出たときに知っていればよかったと思うこと、社会で自分の居場所をつくるのに不可欠だと思うことを、著者の息子が20歳を迎えるのを期にまとめた本です。

それにしても、このスタンフォード大学の「Dスクール」のプログラム、どんな問題もチャンスと捉え、工夫して解決できることを示すことが狙いだそうですが、これこそ若い10代のころに受けたい授業ですね。

自分を振り返り、日常からちょっと目を覚ます意味で、そして子供たちに何かを伝えたいということで役に立つ本です。


<目次>
第1章 スタンフォードの学生売ります
自分の殻を破ろう

第2章 常識破りのサーカス
みんなの悩みをチャンスに変えろ

第3章 ビキニを着るか、さもなくば死か
ルールは破られるためにある

第4章 財布を取り出してください
機が熟すことなどない

第5章 シリコンバレーの強さの秘密
早く、何度も失敗せよ

第6章 絶対いやだ! 工学なんて女がするもんだ
無用なキャリア・アドバイス

第7章 レモネードがヘリコプターに化ける
幸運は自分で呼び込むもの

第8章 矢の周りに的を描く
自己流から脱け出そう

第9章 これ、試験に出ますか?
及第点ではなく最高を目指せ

第10章 実験的な作品
新しい目で世界を見つめてみよう

感謝の言葉



  • 問題を明確にできれば、その解決策はおのずからあきらかになる
  • ルールを破ること
  • アイデアに「悪い」ものなどない
  • 無意識に課してきたルール
  • 「決まりきった次のステップ」とは違う一歩を踏み出したとき、すばらしいことが起きる
  • 脳の研究と経営コンサルティング:火急の問題を特定し、関連データを集め、それを分析し、結果のなかからとくに興味深いものを選び出し、説得力のあるプレゼンテーションを考え、次なる火急の問題を決める
  • 人と接するのに、声をかけられるのを待ったりしません。自分から動く
  • 並外れた業績を達成した人々の最大の味方は、ほかの人たちの怠慢
  • エネルギー、懸命に働く意欲、そして何かを実現しようという熱意
  • 失敗のレジュメ
  • あれこれ言っても結果が変わることは滅多にない。だが、結論が出るのが早くなる
  • 失敗は外的なもの
  • 自分の生活やキャリアは頻繁に点検することが大切
  • 子育ては、変化する状況に工夫して対処する機会となり、どんな状況でも通用するスキルを培うのに役立つ
  • 仕事だとは思わずに取り組める役割を、社会の中に見つけること
  • 努力すればするほど、運はついてくる
  • 目標を決め、その目標に向けて懸命に努力すれば、運命は変えられる
  • よき観察者であり、開かれた心を持ち、人あたりがよく、楽観的な人は、幸運を呼び込みます
  • 自分の知識と経験を活用し、組み合わせるユニークな方法
  • 矢の回りに的を描いた状況
  • 人生にリハーサルはない。
  • ほんとうのところは、しているのか、していないのか、どちらか
  • 本気で何かをしたいのなら、すべては自分にかかっているという事実
  • 自分自身に許可を与える:常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、自分自身の限界を試す許可
  • 人はそれぞれ、世の中をどう見るかを自分で決めている
  • 不確実性こそ人生の本質

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