思わず「同志!」と呼びたくなりました(笑)
3人目(先の2人は双子ちゃん)の子供が産まれたのを期に、1年間の育児休業を取得、 その体験をおもしろく綴った本です。
「おもしろく」と書きましたが、組織で働く「男性」が育休を取ることにどれだけ思いをめぐらしたか、そのあたりが私の経験とあいまって楽しく読みました。身近でこんな話ができる人は少数ですから。
といっても私の場合は、子供が出生直後の7週間という短期に過ぎません。それでも、、、こんな短期間でも育休取得に踏み込むことをためらわせるのは、給料が減額されることでも、仕事が中断することでもなく、「職場」でした。育休後に戻ってくる場所ですからね。
私の場合は上司や先輩、同僚に恵まれていました。一人目のときはドキドキしながら、二人目のときは楽しく。そして得るものは多いです。
子育て、特に産まれたての赤ちゃん、生存の全てを親に頼らざるをえない存在とのかかわりは貴重です。これまで全く興味がなかった子育ての経験が得られます(もちろん終わってはいません。)
そして世界が一気に広がります。気が付かなかったこと、知らないですごしていたことが何て多いことか。
母乳以外、たいていのことはできるという自信がつきます。
なんといっても子供との関係ができます。(実はつれあいとの関係でもあります。)お互い何を考えているか、だいたいわかりますから。(これからはわからないかも、、www)
「里帰り」もしなくてすみますよ。パパ・ママが二人で乗り越えたという実績ができます。それぞれの両親に頼らないで子育てが可能となる社会、をつくる必要がありますね。
育児を母親に独占させるのは本当にもったいないことです。自分のために少しでも取り返すべきです。
組織勤めをされていて、同じような環境にあり、思い悩んでいる方に、この本、そして育休はお勧めです。
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