2010年3月10日水曜日

佐々木常夫「そうか、君は課長になったのか。」

佐々木さんの新刊。若い新任の課長さんに向けた手紙という形で「志」を伝える内容です。

全体を通して感じたことは、組織を動かしていくにはコミュニケーションが重要であるということ。

当たり前かと思うんですが、これがなかなか行き届かない。忙しかったり、一方通行だったり、はっきりと言葉にできていなかったり。

これから課長になる方、課長は何をやっているんだろうと思っている若い方にお勧めです。


<目次>
第1章 まずはじめに、「志」をもちなさい
部下との「絆」は一生の宝物/君に読んでほしい本/高い「志」が人を動かす/人を幸せになるのが、自分の幸せ/ブレイイング・マネジャーになるな

第2章 課長になって2か月でやるべきこと
最初に君の信念を示す/「時間厳守」を叩き込む/すべての部下と面談する/「在任中に何を成すか」を決める/細かいことは部下に教われ/大目標をブレークダウンする/部下の仕事に手をつっこむ

第3章 部下を動かす
君は、部下の人生にコミットする/部下は与えられたもの/部下の自己実現を応援しなさい/はっきりと言葉にする/家庭の事情もオープンにする/褒めるが8割、叱るが2割/「人事評価」では自分を押し殺す/部下の仕事を認めてあげなさい/やる気の落ちている部下がいたら/異端児こそ大事にせよ/信頼する部下が「退職」を願い出たら/課長だからといって格好つけるな/「部下を守る」を勘違いしない

第4章 社内政治に勝つ
上司を見方につける/「2段上の上司」を攻略せよ/目に見えないヒエラルキーを利用せよ/部下の昇格には全力を注げ/上司の人間性に問題があったら/口は災いのもと

第5章 自分を成長させる
大局観を養いなさい/会社の常識に染まらない/自分の頭で考える人間になる/不本意な部署で課長になったら/課長に向いてないと思ったら/家族はかけがえのないもの


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