2008年5月16日金曜日

湯浅誠「反貧困-「すべり台社会」からの脱出

昨年の新聞報道で、一般世帯の消費水準が下がったことを理由に生活保護基準を切り下げるという記事を見て心底驚いたことを思い出しました。派遣や請負、非常勤の増大、貧困、ワーキングプアなど、社会的に大きな問題だと指摘をされている中で、このようなことを行おうとする感覚がわかりません。社会保障費を抑えることが目的かもしれませんが、これまでやってきたこと崩れているわけですから、新しい社会の構築に向け、もっと知恵をだせないものでしょうか。世代を通じての貧困のスパイラルに陥る人が増えていることに恐ろしさを感じます。一方で、生まれながらに高所得、豊かな資産をもとに高い水準の生活を送っている人達を見ているだけに。

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