2011年2月6日日曜日

ポンヌフの恋人

Les Amants du Pont-Nuef


ルーブルのレンブラントを浮かび上がらせる、ろうそくのほのかな灯り

忍び込んだ部屋に飾ってある写真を映し出す懐中電灯の明かり

夜のパリ、橋の上を、路上を照らし出す街灯

パリ200年祭、夜空に打ち上げられる花火

セーヌ川に映る街の灯

人々の前でアレックスが吹き出す炎

地下鉄のポスターを焼く炎

夕やみに沈む海

ミシェルの目


夜、暗闇、失明の不安、愛されているかどうか揺れ動く気持ち、その中を閃くさまざまな光、そして希望。花火の音と音楽が交じり合う橋の上で踊りまわるミシェルとアレックス。二人の求めあう心を映像美でみせてくれる映画です。気持ちをぶつけあえる関係、重たくて面倒でたえられないかもしれないけど、これこそ生きている証。

19年ぶりにスクリーンで。あれは学生時代。思えばと遠くへ来たもんだ(笑)





あれから数年後、ポンヌフを渡り、シテ島の突端に座り、ポンデザールの架かるセーヌ川を眺めていました。いい映画に出会えたな~。


Les Rita Mitsouko Les amants

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