2010年8月23日月曜日

寺島実郎「世界を知る力」

「脳力のレッスン」は、月刊誌ではじめに開くページでしたし、Podcastも何度か拝聴していました。(最近はいずれからも離れてしまっています。)読むたびにそうなんだ〜という視点を与えてくれる方です。メモを、、


「世界を知る」とは、断片的だった知識が、さまざまな相関を見いだすことによってスパークして結びつき、全体的な知性へと変化していく過程

世界を知れば知るほど、世界が不条理に満ちていることが見えてくるはずだ。その不条理に対する怒り、問題意識が、戦慄するがごとく胸にこみ上げてくるようでなければ、人間としての知とは呼べない。

マージナルマン


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寺島 実郎

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<目次>
第1章 時空を超える視界—自らの固定観念から脱却するということ
戦後という特殊な時空間—アメリカを通じてしか世界を見なくなった戦後日本人
ロシアという視界
ユーラシアとの宿縁
悠久たる時の流れを歪めた戦後六〇年)

第2章 相関という知—ネットワークのなかで考える
ネットワーク型の視界をもつ
大中華圏
ユニオンジャックの矢
ユダヤネットワーク
情報技術革命のもつ意味
分散型ネットワーク社会へ

第3章 世界潮流を映す日本の戦後—そして、今われわれが立つところ
二〇〇九年夏、自民党大敗の意味
米中関係—戦後日本の死角
日本は「分散型ネットワーク革命」に耐えられるか
「友愛」なる概念の現代性

第4章 世界を知る力—知を志す覚悟

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