2010年8月23日月曜日

マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」

原題は、Justice - What's the Right Thing to Do ?

話題となったテレビは見てませんが、こうゆうテーマで議論すると延々と続きそうで面白そうです。

暴走する路面電車、徴兵制、妊娠の外部委託、嘘、人種優遇措置、ゴルフカート、コミュニティ、、

取り上げられている話題がアメリカではホットなものでも、それを日本の社会で生きる私たちが議論するとちょっとわからなくなる気がしますが、、、一度は通過した方がいい分野です。ちょっとメモ、、、


第10章「正義と共通善」 共通善に基づく新たな政治とは?
考えられるテーマ 市民権、犠牲、奉仕、市場の道徳的限界、不平等、連帯、市民道徳、道徳に関与する政治。

公民的生活基盤の再構築、活発で積極的な市民生活の必要性


議論を尽くした上で政治的選択を行っていく。

功利主義とリバタリアニズムの対比、カントの読み方、ロールズの議論が参考になりました。



これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル Michael J. Sandel 鬼澤 忍

早川書房 2010-05-22
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<目次>
第1章 正しいことをする
第2章 最大幸福原理──功利主義
第3章 私は私のものか?──リバタリアニズム(自由至上主義)
第4章 雇われ助っ人──市場と倫理
第5章 重要なのは動機──イマヌエル・カント
第6章 平等をめぐる議論——ジョン・ロールズ
第7章 アファーマティブ・アクションをめぐる論争
第8章 誰が何に値するか?──アリストテレス
第9章 たがいに負うものは何か?——忠誠のジレンマ
第10章 正義と共通善
謝辞
原注

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