2010年6月4日金曜日

藤原和博「35歳の教科書」


今度も題名に惹かれて。

40代からを人生のピークに持っていくために準備しておく様々なポイントを教えてくれています。

「組織に埋没するのではなく、自立した個人として人生を設計し、プランニングして、オリジナリティの高い人生を歩んでほしい」

組織や家庭、地域社会での役割をこなしつつ、自分はどう生きていくのか、その都度、考え、修正し、作り上げていく。時間はあっという間ですからね。


35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画

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<目次>
1 総論―なぜ、人生に戦略が必要なのか?
01 「みんな一緒」の時代から「それぞれ一人一人」の時代へ
02 宗教的なものを道具として使え
03 会社に依存するな
04 杉並区・和田中で「よのなか」科を始めた意味
05 自ら劇場を作り、自ら演じよ
06 「働き方」ではなく「生き方」が問われる

2 戦略―戦略的ライフプランニングのすすめ
07 10代集中、20代夢中、30代五里霧中
08 正解主義を捨てて修正主義の人生戦略を
09 サバイバルするための武器と仲間を持て
10 戦略的人生計画の作り方

3 知恵―戦略作成の基礎は、クリティカル・シンキング
11 演じる力、公共的リテラシー、クリティカル・シンキング
12 公共性を身につけよ
13 クリティカル・シンキング(複眼思考)で物事を捉えよ
14 「ロールプレイ」と「ディベート」で地頭を鍛えよ
15 35歳に必要な三つのリテラシー

4 武器―自分だけのキャリアが身を助ける
16 サラリーマンには虚飾が多い
17 自分自身のリストラをせよ
18 リストラ後のあなたの武器は何か?
19 組織内個人を目指せ
20 会社と個人の新しい関係を築け

5 コミュニティ―つなげる力で仲間を増やす
21 結婚で「ベクトル合わせ」の技を磨け
22 家族と仕事以外の「第三の場所」を持て
23 ポイントは「動機づける技術」と「戦略的行動力」
あとがきにかえて 35歳の「学力マップ」

  • 成熟社会のキーワード:多様化、複雑化、変化
  • コミュニティ:個人と社会をつなぐ中間集団
  • 「人は生を受け、死を迎えるまで、結局他人とは完全にわかり合うことはできない」という絶対的に孤独な人間観
  • いかにわかり合えない者同士がともに幸せに生きていくことができるか。、、人が幸福を共有する時間があり、方法そのものがあるのではないか。
  • クリティカル・シンギングを中心とした論理的思考
  • 相手の意見を聞きながら自分の意見を取り入れてプレゼンテーションをする技術
  • 自分という人生の主役を、自分の手でいかに動かすか、が問われる時代
  • あなたはどこから来て、どこへ行こうとしているのか?
  • 共感こそが、現場を動かしていくエンジン
  • 自分を知らない人たちで形成されているコミュニティに参加すること
  • 「自分の技術とは何なのか」について自身と向き合って話してみること
  • 会社以外に打ち込めることを見つけること
  • 「納得解」を導き出す力
  • 本当の自分なんて幻想
  • 「コミュニティ」がなければ個性もない
  • 「ダダダの無限サイクル」で実行と修正を繰り返す
  • 「素の自分」など存在しません。実は「演じている自分」だけなんです。
  • PISA調査の3つのリテラシー:読解リテラシー、数学的リテラシー、科学的リテラシー
  • 虚飾の部分は「自分の実力ではない」と自覚すること
  • 管理職となると、自分がしたい仕事ができなくなる。SSK:接待、査定、会議。仕事と組織のパラドックス
  • 自分にしかできない仕事をいかに続けるか
  • 会社と個人の両方を幸せにする「ツボ」:みんなの目にわかりやすいアクションであること(可視性)、個人としてもぜひやりたいと思えるアクションであること(共感性)、すぐに体を動かせる具体的なアクションであること(運動性)
  • 結婚相手と一緒に暮らすことは、無限のベクトル合わせ
  • 他人という認識があるからこそ、褒めあうこともできる。夫婦というロールプレイング
  • 物事を動かしていくには「動機づける技術」と「戦略的行動力」

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